アシナガバチ

● フタモンアシナガバチ スズメバチ科/Polistes chinensis

フタモンアシナガバチ

分布:本州 四国 九州 

体長:14~18mm

毒レベル:B

市街地でごく普通に見られ、体は黒色で斑紋は黄色。腹部の第2節目に2個の円紋がある。民家の軒下や木の枝などに、長円形の巣を作る。花の蜜やアブラムシ、カイガラムシの甘露を摂取し栄養源とする。働きバチは好んで鱗翅目(チョウ類・ガ類)の幼虫を狩り、肉団子にして幼虫に与える。性質はやや攻撃的だが巣を刺激しなければ襲われる心配はない。

晩秋になると、新しい女王バチは巣を離れて越冬する。その際、越冬場所を求めてほしてある洗濯物に潜り込んでしまうことがあり、その衣類を切る際に刺される事故があるので、取り込む際には注意が必要。アシナガバチ類の被害は6~11月頃に多く発生するが、フタモンアシナガバチによる被害が最も多い。

  

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